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不動産詐欺

世の中にはいろいろな詐欺がありますが、不動産に関わる詐欺は特に手口が巧妙で、多くの種類があります。

不動産詐欺を大きくわけると不動産自体を騙し取るものと、不動産をタネにお金を騙し取るものとがあります。

不動産詐欺を働くのは「地面師」と言われる専門の詐欺師です。

多くはグループで動く詐欺の常習犯で、不動産取引における高い専門知識を持っています。

地面師は日本の登記制度や印鑑証明制度の盲点につけ込み、巧みな手口で虚偽の取引を成立させます。

その代表的な手口とは印鑑証明の偽造や無断改印届などによって、不動産の所有者の印鑑証明書を発行させます。

そして不動産名義を無断で移転登記したり、登記簿を改ざんします。

また所有者に成り済まして売買し、一般市民や金融業者からお金を騙し取るという事例もあります。

被害者は不動産登記が完了してお金も支払った後に、「ここは私のものだから返してくれ」と言う人間が現れて初めて不動産詐欺に遭ったことに気が付きます。

その場合、法律上不動産は本当の持ち主に返すことになり、被害者の損害だけが残ります。

数千万円から数億円という大きな金額が動く不動産取引では、他の詐欺と比べて損害額が大きくなり、被害者の傷もいっそう深刻です。

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